東北本線2
2008 / 01 / 22 ( Tue )

前回のつづき。

古くから層の厚いマニアがひしめく鉄道というジャンル。
ですから、効果音として電車の音を使う場合には
本来は慎重に扱う必要アリ。

車両による音の「違いが分かる人」が日本にはたくさんいるわけですから。

しかし映画、ドラマなどではかなりいい加減に
使われているというのが実情だと思います。

ただ、これはある意味しかたのないことかも…。

効果マンは鉄道に関してシロウトですし
自分で録った音であればまだしも、効果音ライブラリーに
入っている「電車の音」に、
・どこの路線の
・どういう形式の
・何年に収録された音なのか
という情報が明記されていることは皆無だからです。

これはインデックス作成者の怠慢というより、
特に古い音になると、度重なるコピーと再編集で
もともとのオリジナルを誰がどこで録ったものか
分からなくなってしまっているからだと思います。

アナログの6m/mテープ(*1)時代でさえ、そういう状況だったのですから
デジタル複製が容易になったいま、これからますますこういった
「出所不明」の音が増えてくるのかもしれません。

さて。

私の鉄道知識はゼロに近いのですが、車両に記載されているあの
キハとかクモハとかいう記号については、以前調べたことがあり、
実はそのことが録音の際にちょっとだけ役にたっています。

キは「気動車」(ディーゼルカー)
モは「モーター車」(いわゆる電車)
クは「制御車」(駆動の「く」?)

ハは「普通車 客車」

だそうです。

私が注視するのは車体に書かれた「モ」の字。
この車両はモーターを搭載しているワケです。
鉄道好きの生録マニアであれば、あえてこのモーターの音を
狙うのかもしれません。

ただ、効果音として必要とされるのはもっとプロトタイプ的な
イメージとしての「ガタゴト感」である場合がほとんど。
だとすると、モーターやインバーターサウンドは
不要な音ということになります。

そこで、録音をする場合には(もし可能なら)
乗客が少なく、モーターを載せていない車両に
乗るようにしています。
(バタバタしていてすぐ忘れがちですが…)

モーター搭載車とそうでない車両との違いは、
ラジオをイヤホンで聴きながら電車に乗ってみると
分かりやすいかもしれません。
「モハ」に乗車すると、特に発進の加速時に必ず
ga ga…とラジオにノイズが乗ります…。


(↓clickして再生=20秒)
ローカル線電車、発車。車内から。


注:
(*1)カセットの倍の幅を使ったオープンリール用の(1/4インチ)オーディオテープ


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