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生録。

(ほぼ)毎日、音を録る、音を作る。 音日記を書こうと思っ録りマス☆

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オナガの声#2

前回からの続き。

ある朝、春の惰眠を破ったのは件のオナガの声。

ここ一週間ほど毎朝、彼らのにぎやかな群れが家の前を通過。「今朝もやってきたな…」と布団の中で耳を澄ませていました。

ところが。いつもの声に混じってなんかスゴク変な声も聴こえるのです。
アルミ門扉がきしむようなクイ〜ン(up&down)とか。
ちゃっちゃっちゃっちゃっちゃっ!とか。

あ、と思いました。もしかしてこれが「春先〜繁殖期特有のオナガの鳴き声」か…と。

〜自在なトリル・タンギング・ポルタメント〜
オナガの卓越した歌唱技術
(29秒)


プレーヤーが表示されない場合は
→♪Azure-winged Magpie_mating



ジャングルフレーバー漂う、バリエーション豊かな声を披露してくれたオナガの一群。お向かいの邸宅の広い庭でひとしきり騒いだあと、やって来たときと同じように三々五々、電柱や庭木をつたって去っていきました。
布団の上から網戸越しに…という横着フィールドレコーディング(?)ですが、記録程度の録音もなんとか間に合って万々歳。こうしてあらためて聴きなおしてみると、とても可愛い声を出していることがわかります。

onaga3.jpg


さて。

関東でオナガといえば決して珍しい鳥ではありません。都心の公園でもその声と姿に出会えます。ところがこの鳥はどういうわけだか分布が局所的で、西日本ではまず見ることができないんだそうです。ここ数十年でその偏りはさらに進んでいるのだとか。


つまり基本的にオナガは東日本にしか居ないので、たとえばTVサスペンス劇場、
『九州新幹線密室殺人事件』
〜時刻表に隠された空白の1分〜

(仮題)

の事件現場から、この鳥の声が盛んに聴こえてくるのは…NG。

それはたぶん
ヒグマが鮭を獲るシーンに琉球島唄を当てる
のと同じくらい、おかしい…。


onaga4.jpg

[ 2012/04/23 11:57 ] 気づいたこと | TB(0) | コメント(-)

オナガの声#1

頭のてっぺんがクロくておなかが白…というコントラストの鳥オナガ。

よく見ると翼から尾っぽにかけての羽が独特の薄い灰青色。
淡いくすみが絶妙なこのオナガ・ブルーは、中国・日本の伝統色「蒼」を連想させます。色合いのみならず、シュッとした体型も美しい鳥です。

onaga0.jpg


分類的にはカラスの親戚らしく、そう云われてみればなるほど、思案顔で首をかしげたり仲間と見つめ合ったりと、時折見せる仕草も賢そう。だいたい20羽前後であることが多いとされる群れも、小鳥らのそれとはちょっと違って「社会」を感じさせます。

onaga1.jpg


オナガはどんな声で鳴くのか。

鳥図鑑のオナガの頁をみると「濁った声。」という表現がよく使われているようです。これは音質の表現ということでまだしも許容範囲内ですが、あろうことか「きたない声。」という記述もチラホラ。「きたない」は不快をともなう印象…ということですから、ちょっと目を引く表現です。

生き物図鑑の執筆者が、色や形の解説に
「赤くきたない色をしている」
「姿が醜い」
などと書くことはほぼ皆無。しかし、こと鳴き声の解説となるとこのテの誤用が少なくありません。同様に散見される「耳障りな〜」や「うるさい〜」などもこの類いでしょう。

というわけで、私には好ましいオナガの汚く濁って耳障りな声。初冬の群馬県にて。

〜オナガ=典型的な鳴き声〜
(18秒)


プレーヤーが表示されない場合は→♪Azure-winged Magpie_usual



ところで。
枝に止まる姿はスマートなオナガも、飛んでいる時はなんだか奇妙奇天烈なカタチ。

onaga2.jpg

怪獣に変身するとこ…?



つづきます…。
[ 2012/04/17 10:31 ] 音風景 | TB(0) | コメント(-)

四国の東の端っこの春

所用で徳島へ。
最終日は半日フリーにして四国の東端=蒲生田岬へ足を伸ばしました。

ホテルの朝食を早めに済ませチェックアウト、近所の営業所でレンタカーを借りて国道を南へ。徳島市の中心から岬まで片道せいぜい60kmですが、半島部の20kmは概して道が細く、対向車とすれ違いの出来ないカーブも連続します。

さて。
ちょこちょこ寄り道しての道すがら、椿という集落で小さな橋を渡りました。

下を流れる小川は椿川。そこに四つ手網を使って漁をしている一人のおじさんアリ。見れば椿川の両岸には同様の白い四つ手があちこちに架けられています。適度に間隔をあけて足場が組まれていて、おそらくは漁協がそれぞれに割り当てた漁場なのでしょう。


hiuwo_tsubaki1.jpg



車を降り、尋ねてみると「ヒウオ」を獲っているのだそうです。この土地のヒウオとはいわゆるシロウオのこと。写真を撮らせてもらい、魚の習性や網の工夫などの話を聞いているうちに、いつの間にやら近所の人たちが集まってきて…。

〜いっこも獲れん〜
(36秒)



プレーヤーが表示されない場合は
→♪We have a poor catch of Ice gobies.

hiuwo_tsubaki4.jpg



飛び交う雑話をオオザッパにまとめると…

・明後日がヒウオ祭りや云うんに肝心のヒウオがおらん
・先日取材が来よった時にはそこそこ獲れちょった
・あの新聞記事みてようけ獲れよると思われるでかなわん
・今日は小潮なのに潮が速い
・寒くて鼻水が垂れる


hiuwo_tsubaki3.jpg


hiuwo_tsubaki2.jpg


hiuwo_tsubaki5.jpg



右岸の並木は桜です。
満開の候ともなればこの潮入りは、映る桜、流れる桜でさぞかし華やかでしょう。
おじさんたちはそんな春まみれの小川に、白い四つ手を漬けて、ヒウオの遡上をのんびりと待つのです。
[ 2012/03/23 07:35 ] 音風景 | TB(0) | コメント(-)

自律的に動いて音を出す。

最初は軽いキモチで動画をみてました。

前回とりあげたPVが「車で演奏」だったのに対して、これはおもちゃのラジコンヘリで自動演奏か…と。

ところが。



(埋め込み動画が表示されない場合は→YouTube)


説明によれば…

「人が操縦してるんじゃなく、
演奏プログラムに従って自律的に動いている…」

These flying quadrotors are completely autonomous, meaning humans are not controlling them; rather they are controlled by a computer programed with instructions to play the instruments.


はて?
自律的(autonomous)に…って何だ?





(→YouTube)

↑この編隊飛行も「自律的」なフォーメーション??




(→YouTube)

確かにこいつら↑リアルタイムな状況に反応して動いてるっぽい…。


ちなみにこのちっちゃな飛行物体はペンシルバニア大学の研究チームが開発したAutonomous Quadrotor。
ここでいう制御プログラムとはたぶん、飛行コースやタイミングが書かれているのではなく、周囲の「モノ」を感知してそれにどう反応すべきか…というAI(人工知能)なんだと思います。


-------------------------  -------------------------


たとえば自動翻訳など自然言語処理を扱うAIを考えてみると、これまでの20年がそうだったように、おそらく今後10年経っても革新的な進歩はムズカシそう。せいぜい「扱いやすい部分」の解析・認識精度が上がるくらい。
けれども「センシングと運動制御」に基づくロボット技術はとっくにSFの世界です。


[ 2012/03/07 09:12 ] 他人様のふんどし | TB(0) | コメント(-)

「Needing/Getting」

シカゴのロックバンド「OK Go」の新曲PV。

ジャンク楽器もさることながら、もはやゴミに近いアップライトピアノがずらっと並んだ光景も圧巻、ぶらさがったGretschのギターだけで288本!

(失礼ながら)お笑い芸人みたいなジャージ姿のアホっぽい人相の若者たちが、シボレーにくっ付けたぶらぶらアームでひたすら色んなモノを引っ叩いていくという、

音楽度<パフォーマンス度

なすごく楽しいミュージックビデオ。





埋め込み映像が表示されない場合は→YouTube



「いかにも車CM」なパロディ、Mad Maxテイストな荒涼感、有名映画へのオマージュを感じさせる美術など、細かくデザインされたハイ・センスな映像作品です。

助手席のぬぼーっとしたヒゲ坊や(キレンジャー)が可笑しい…。


以下メイキング映像
(OLYMPUSのLS-10がちらっと出てきます)




→YouTube




→YouTube



→YouTube



[ 2012/03/01 09:17 ] 他人様のふんどし | TB(0) | コメント(-)

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プロフィール

mosp67

Author:mosp67
職業:音楽家

広告映像用音楽を作る作曲家デス。
このblogで扱おうと思っているのは…
野外録音=フィールドレコーディングや、少々アナクロでアナログな手法を用いた効果音の作り方・音響効果の実験など。音をセカイから切り取ることでみえてくる聴覚の深淵へ。


連絡先:
mosp67生録gmail.com

(生録を@に。)

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